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液体シンチレータ測定器

 

よみ方

えきたいしんちれーたそくていき

英 語

liquid scintillation detector

説 明

放射線が液体中で損失するエネルギーをシンチレーション光(蛍光)として測定するシンチレーション検出器の一種。液体の溶剤に有機物を溶かしたものであり、溶剤としてはキシレン、トルエンなどが、有機物はターフェニルやPOPOP(ベンゼンの一種)などが用いられる。発光スペクトルを光電子増倍管の感度に合うよう長波長側に移動させるため、蛍光物質を波長シフター成分として加えることもある。大容量で均一なものを作ることが容易であり、発光量も多くできる利点がある。溶媒に溶解できる放射性物質を計測する場合は計数効率をほぼ100%にすることができる。最近は液体キセノンを用いた液体シンチレータがカロリメータとして開発され用いられている。

2018年03月13日更新

関連画像

コンプテル検出器の上層には液体シンチレーション検出器が用いられている。http://astroa.physics.metu.edu.tr/lece/compton_scatter.html