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毛布効果

 

よみ方

もうふこうか

英 語

line blanketing effect

説 明

スペクトル線による吸収が恒星大気構造に与える効果。連続吸収に加え、多数のスペクトル線の存在により星の内部からの放射が大気中で遮られると、大気内部の温度が上がる一方、表面の温度が下がる。この効果を毛布効果あるいはスペクトル線毛布効果という。紫外線から可視光域にかけては多数の原子スペクトル線が存在しており、星の大気ではこの波長域の光は幅広く吸収を受ける。また、低温度星では分子により多数の吸収線が生じる。この効果は化学組成に強く依存するため、化学組成は恒星大気モデル計算の重要なパラメータとなる。恒星大気モデルも参照。

2018年03月12日更新

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