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等曲率ゆらぎ

 

よみ方

とうきょくりつゆらぎ

英 語

isocurvature fluctuations

説 明

宇宙初期につくられる初期ゆらぎの種類の一種。等曲率ゆらぎとは、宇宙のエネルギー成分のうち、ある2種類の成分が逆の空間的ゆらぎを持ち、そのエネルギーの和に空間的なゆらぎがないものをいう。空間の曲率ゆらぎはエネルギー密度のゆらぎによって生じるため、宇宙の主要成分が等曲率ゆらぎとなっていると、空間の曲率は一定となる。宇宙には複数のエネルギー成分があるため、どの2種類の成分が等曲率ゆらぎとなっているかによって、等曲率ゆらぎにもいくつかの種類がある。ゆらぎの形成時に等曲率ゆらぎであったとしても、宇宙膨張によってエネルギー成分ごとの時間変化が異なるため、宇宙の進化とともに曲率ゆらぎも生まれ、重力不安定性によって構造形成を起こすことができるようになる。

2018年04月12日更新

関連画像

*断熱揺らぎと等曲率揺らぎ
http://www.icrr.u-tokyo.ac.jp/ICRR_news/ICRRnews37.pdf