天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

島宇宙

 

よみ方

しまうちゅう

英 語

island universe

説 明

現在の銀河を指す古い呼び名。ドイツの哲学者カント(I. Kant)による。1755年に出版された論文で、カントは、宇宙には星の集団が点在していると考え、その集団の一つ一つを大海に浮かぶ小島にたとえて島宇宙と呼んだ。ハーシェル(W. Herschel)は天の川が星の集団であることを示したが、当時はその集団、今日の天の川銀河銀河系)、が宇宙そのものと考えられていた。1924年にハッブル(E. Hubble)が、アンドロメダ銀河は銀河系と同規模の恒星の大集団であり、このような大集団が宇宙に点在していることを示して、カントの島宇宙説は科学的根拠を得た。ただし、それらの恒星の大集団は現在では銀河と呼ばれ、島宇宙は歴史的用語となっている。

2018年04月18日更新

関連画像