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相互作用銀河

 

よみ方

そうごさようぎんが

英 語

interacting galaxies

説 明

近接して重力を及ぼしあっている複数の銀河。強い潮汐力によってアンテナやシェル構造などが作られ、特異銀河として分類されているものから、子持ち銀河 M51 のようにほとんど変形を受けていないものまで、相互作用の程度はまちまちである。相互作用銀河の一部は、最終的には合体(銀河合体)して1つの銀河になると考えられる。相互作用や銀河合体によってしばしばスターバースト爆発的星生成)が誘発される。活動銀河核との関連も指摘されている。銀河同士の相互作用はありふれた現象であり、銀河進化に大きな影響を与えている。相互作用銀河の理解はコンピュターシミュレーションの発展とともに深まった。先駆的な研究としては、トゥームレ(A. Toomre)らによるアンテナ銀河の再現(1972)が挙げられる。現在は、星とガスとダークマターを組み込んだ、より現実の銀河に近いシミュレーションが行われている。

2018年08月16日更新

関連画像

相互作用するアンテナ銀河、NGC4038 (左)とNGC4039 (右)。ハッブル宇宙望遠鏡で撮像。(クレジット:NASA)。http://www.spacetelescope.org/images/potw1345a/