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撮像観測

 

よみ方

さつぞうかんそく

英 語

imaging observation/ imaging

説 明

大きさや形状および明るさを調べることを主な目標として天体の画像を取得する観測。サーベイ観測のために空の領域(天域)の画像を得る場合も撮像観測である。一般には様々なフィルターを通して撮像観測が行われる。
可視光でCCDのような二次元の電子的光検出器が登場する以前は、撮像観測と言えば写真乾板による撮像観測を指していた。写真では天体の明るさを精度良く測れなかったので、天体の明るさを測定するための測光観測は、光電子増倍管など画像が撮影できない1チャンネルの電子的光検出器を用いて行われていた。このため、撮像観測と測光観測は互いに相補い合う観測と位置づけられていた。
画像が撮影できるCCDなどの二次元の電子的光検出器では、画像の取得と天体の明るさの測定がともに可能であるため、それによる観測は初期には「撮像測光観測」とも呼ばれていた。しかし、写真が先端の天体観測に用いられなくなってからは、撮像観測で撮像と測光ができるのは当然のこととなったので、「測光」をつけずに単に撮像観測と呼ばれるようになった。

2018年03月06日更新

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