天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

超微細構造

 

よみ方

ちょうびさいこうぞう

英 語

hyperfine structure

説 明

原子や分子内を運動している電子によって生じる電磁場と原子核のスピンや電気四重極子モーメントの間の相互作用によって、他の量子状態が全て同じもののエネルギー準位が分裂したものを超微細構造といい、これに対応したエネルギー準位間での遷移によって発生する線スペクトル超微細構造線と呼ぶ。電子のスピンと原子核のスピンの間のスピン-スピン相互作用によるものが含まれる。中性水素原子21cm線は他の量子状態が同じエネルギー準位に対し、陽子のスピンと電子のスピンが平行でエネルギーが高い状態と反平行でエネルギーが低い状態の間で遷移するときに放射される線スペクトルである。また、OHラジカルのエネルギー準位の基底状態は微細構造微細構造線を参照)として2つの準位に分裂するが(ラムダ2重項)、さらに超微細構造によってそれぞれが2つに分裂して合計4つの準位に分裂する。

2018年03月12日更新

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