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ホイヘンス

 

よみ方

ほいへんす

英 語

Huygens, Christiaan

説 明

オランダの天文学者、物理学者(1629-1695)。土星の環と衛星タイタンを発見した。光の波動説をたて、望遠鏡の理論を研究した。ハーグに生まれ、ライデン大学で学び、オランダ科学の絶頂期に活躍した。倍率50倍の、収差をさけるための長焦点で鏡筒のない空気望遠鏡により、ガリレオもわからなかった土星の環を判別して発見者となった。時計の研究と発明がさまざまある。光学研究では、接眼鏡の組み合わせレンズに名をのこす。彼が導出した円運動での加速度の式はニュートンケプラーの法則から重力法則をもとめるのに役立った。著書『コスモテオロス』は宇宙人の存在を描き、当時の宇宙人についての考えを表している。イギリス王立協会会員、フランス科学アカデミー会員。

2018年09月14日更新

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    ホイヘンス
    ホイヘンスの肖像画(1671, Caspar Netscherによる)
    https://en.wikipedia.org/wiki/Christiaan_Huygens