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時角

高

よみ方

じかく

英 語

hour angle

説 明

時角Hとは、子午線を基準に、天の赤道に沿って東から西向きに天体まで測った角距離。 すなわち、その天体が南中してからの経過時間と言ってもよく、時角Hが0のときに天体は南中する。グリニッジ恒星時\Theta、観測地点の経度\lambda、天体の赤経\alphaから、H=\Theta+\lambda-\alphaのようにして求めることができる。

時角Hを用いると、地平座標系 (A,h)赤道座標系 (\alpha, \delta) の関係は以下のように書ける。
\cos h \sin A = - \cos \delta \sin H
\cos h \cos A = \cos \varphi \sin \delta - \sin \varphi \cos \delta \cos H
\sin h =\sin \varphi \sin \delta + \cos \varphi \cos \delta \cos H
ここで\varphiは観測地点の緯度である。

2019年01月07日更新

関連画像

時角
* 時角H、グリニッジ恒星時Θ、経度λ、赤経αの関係
片山真人「天体位置の表現」、シリーズ現代の天文学第13巻、福島登志夫編『天体の位置と運動』第2版 2章 図2.8 (日本評論社)
地平座標系
* 地平座標系と赤道座標系
片山真人「天体位置の表現」、シリーズ現代の天文学第13巻、福島登志夫編『天体の位置と運動』第2版 2章 図2.7 (日本評論社)