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HK線

 

よみ方

えいちけーせん

英 語

H and K lines

説 明

1階電離したカルシウムイオン起源のスペクトル線で、太陽の分光スペクトルで観測されるフラウンホーファー線の中で最も強く幅の広い共鳴2重線。静止波長はH線が396.8 nm、K線が393.4 nmである。H線やK線の名前はフラウンホーファー(J. von Fraunhofer)が命名したもの。H線やK線の太陽全体からの放射量は、太陽磁気活動周期と相関が強く、この関係は他の星の磁気活動周期を調べる際に使われている。

2021年10月20日更新

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