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温室効果ガス

小

よみ方

おんしつこうかがす

英 語

greenhouse gas

説 明

温室効果を引き起こすガスのこと。地球大気中で温室効果を引き起こすガスは多数あるが、効果の小さいものや、水蒸気のように効果は大きくても人間の活動では大気中の含有量がほとんど変化しないものは地球温暖化に大きな影響はない。人間活動によってその量が変化する二酸化炭素、メタン、オゾンなどの増加が地球温暖化の主要因である。温室効果は温室効果ガスだけでなく雲などによっても引き起こされる。

2019年10月10日更新

関連画像

温室効果ガスの作用の概念図
(出典:気象庁ホームページ)
http://www.data.jma.go.jp/cpdinfo/chishiki_ondanka/p03.html
さまざまな温室効果ガスの地球温暖化への寄与度。
「エネ百科」https://www.ene100.jp/about サイトの資料より
http://www.ene100.jp/www/wp-content/uploads/zumen/2-1-2.pdf
* 地球全体としての年間平均エネルギー収支
Earth’s Annual Global Mean Energy Budget, J. T. Kiehl and Kevin E. Trenberth 1997, Bulletin of the American Meteorological Society, Vol. 78, No. 2, 197
の原図をもとに作成。
* 地球放射のスペクトル。(上図)地球からの放射のスペクトル(雲のある状態)。青い実線は地表面からの放射で、288K(15℃)の黒体放射のスペクトルに近い。この放射は図に示す大気中のさまざまなガスによって吸収されるので、大気上端からの放射(赤線)は地表面からの放射より少ない。黒い実線は、大気上端からの放射とほぼ同じ量のエネルギーを放射する黒体放射のスペクトル。(下図)放射強制力のスペクトル。放射強制力は、地表面からの放射(上図の青線)と大気上端からの放射(上図の赤線)との差である。
Earth’s Annual Global Mean Energy Budget, J. T. Kiehl and Kevin E. Trenberth 1997, Bulletin of the American Meteorological Society, Vol. 78, No. 2, 197
の原図をもとに作成。