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グールドの帯

 

よみ方

ぐーるどのおび

英 語

Gould belt

説 明

夜空でめぼしい星を選ぶと、1つの大円上に集中する傾向がある。この大円は銀河面とは16^{\circ}-20^{\circ}傾いていて、ケフェウス座、とかげ座、ペガスス座、オリオン座、おおいぬ座、とも座、ほ座、りゅうこつ座、みなみじゅうじ座、ケンタウルス座、おおかみ座、さそり座を通る。これをグールドの帯という。太陽系から1キロパーセク(1 kpc=3000光年)程度までに分布する恒星が平面をなしているためである。銀河面と一致しないのは、太陽系を通る渦巻腕がなす面が銀河面に対して傾いているためだと考えられている。名前は、存在を指摘したグールド(B. Gould)にちなむ。

2018年03月07日更新

関連画像

グールドの帯とその先に続く若い恒星集団の分布。左は銀河面と垂直な方向からの投影図。右は銀河面上への投影図。図の中心、破線の交点が太陽系の位置。小さな点がグールドの帯を表す。棒線は特異運動の方向と大きさを示す。ヒッパルコス衛星のデータを解析して作図。de Zeeuwら(1999)より。
グールドの帯とその先に続く若い恒星集団の分布の銀河面上への投影図。図の中心、破線の交点が太陽系の位置。小さな点はグールドの帯の位置を示す。円は恒星集団の広がりを実際の大きさの2倍で示す。その中の黒丸の大きさは絶対等級が-5等より明るい星の個数を示し星形成の活発さを表す。ヒッパルコス衛星のデータが公開される前の描像。Ruprecht(1966)の論文より。