天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

ゴーント因子

 

よみ方

ごーんといんし

英 語

Gaunt factor

説 明

電離ガス中の制動放射(自由-自由放射)において、古典力学に基づくモデル計算に対する補正係数をいう。陽イオンのそばを電子が通過するときの衝突係数bの実際的な最大値と最小値をb_{\rm max}b_{\rm min}とした場合、g=(\sqrt{3}/\pi)\times \log_e(b_{\rm max}/b_{\rm min})で与えられるとされるが、厳密には量子力学的効果で生じる補正係数である。個々の電子に対するゴーント因子は入射電子の速度にも依存するので、熱的電離ガスに対する計算では熱運動速度で平均されたゴーント因子を用いる必要がある。いずれの場合も、概ね1に近い値をとり、電波領域ではだいたい1.1~1.5となる。

2018年04月23日更新

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