天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

ガンマ線源

 

よみ方

がんませんげん

英 語

gamma-ray source

説 明

ガンマ線を放出する天体。GeV領域のガンマ線を観測しているフェルミ衛星の最初のカタログには、1451個のガンマ線源が掲載されており、うち689個がブレーザー、2個が電波銀河、2個がその他の活動銀河、2個がスターバースト銀河、56個がパルサー、59個が超新星残骸、3個がX線連星系、などと同定されている。しかし、630個は既知の天体と同定されず、未同定天体と呼ばれており、その正体の解明が課題になっている。カタログには含まれないが、われわれの銀河系の円盤は広がったガンマ線源となっており、GeV領域では個々の天体の和より強度が大きい。また、大気チェレンコフ望遠鏡によってTeV領域のガンマ線のみでとらえられているガンマ線源も百個程度ある。

2018年04月12日更新

関連画像

フェルミ衛星によるガンマ線全天画像。発見されたガンマ線パルサーの位置も示している。(NASA)https://apod.nasa.gov/apod/ap090709.html
フェルミ衛星で検出された1451個のガンマ線源の天球図(銀河座標系)。(NASA, DOE, Fermi LAT Collaboration)Astrophys.J.Suppl.188, 405-436(2010)