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蛍光X線

 

よみ方

けいこうえっくすせん

英 語

fluorescent X-ray

説 明

X線を照射された原子から二次的に放出されるX線領域の電磁波。複数の電子を有する原子にX線が照射され、X線がK殻の電子をはじき飛ばし、穴のあいたK殻に外殻のL殻にある電子が落ちてきてそれらの準位のエネルギー差に相当する光子がX線として放出される場合に、放出された光子(電磁波)を{\rm K}_{\alpha}線と呼ぶ。L殻ではなく、M殻から電子が落ちてきた場合を{\rm K}_{\beta}線と呼ぶ。{\rm K}_{\beta}線は{\rm K}_{\alpha}線よりエネルギーが高いため短波長となる。同様に、L殻の電子がはじき飛ばされて、その外側のM殻などの軌道から電子が落ちてくる際に出る光子はL線と呼ばれる。このように、X線の照射後に二次的に放出される光子を蛍光X線と呼ぶ。蛍光X線を用いて物質の成分や特性を(非破壊)分析する手法は蛍光X線分析法と呼ばれる。フレアX線フレア(星の)も参照。

2018年03月22日更新

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