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初代星

 

よみ方

しょだいせい

英 語

first star

説 明

宇宙の進化の中で生まれた第一世代の星のこと。
第一世代天体あるいは英語をそのまま用いてファーストスターともいう。宇宙論的な密度ゆらぎの成長とともに主に水素分子の放射冷却により重力収縮して形成されたと考えられる。炭素より重い重元素を全く含まない星である。その質量は太陽質量よりもはるかに大きかったと予想されているため、超新星爆発などを通して、その後の銀河形成期の物質進化に大きな影響を与えたと考えられる。
なお、天文学では歴史的に、銀河円盤に多く見られる、若い星を種族I(Pop I)の星と呼び、球状星団の星などの古い星を種族II(Pop II)の星と呼ぶ。そのため、初代星は最も古い第一世代の星であるが、種族III(Pop III)と呼ぶことになった。Popは種族を表す英語のPopulationの略である。種族(星の)も参照。

2018年03月08日更新

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