天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

エタロン

 

よみ方

えたろん

英 語

etalon

説 明

干渉計として動作する、一定距離だけ離れた半透明な平面境界面に挟まれた層。その層の境界にある反射面での多重反射干渉によって、高分散(高分解能)のスペクトルを得ることができる。もともとは石英の薄板などが層材料として使われてきたが、平行に設置したガラス板で挟んだ空気層をエタロンとし(ファブリー-ペローエタロン)、そのガラス板の間隔を変えて透過する波長を制御できるようにしたものや、電圧の印加により屈折率が変わるニオブ酸リチウムのような材料でエタロンを構成して透過波長を制御するものなどが天体観測に使用されている。

2018年03月31日更新

関連画像

重力波望遠鏡「かぐら」で使われる干渉計の構造図。
http://atc.mtk.nao.ac.jp/KAGRA/interferometer.html