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エリス

高

よみ方

えりす

英 語

Eris

説 明

大きな太陽系外縁天体冥王星型天体の一つ。2005年に、カリフォルニア工科大学のマイケル・ブラウンらのグループが、パロマーシュミット望遠鏡で2003年に撮影した画像の調査から発見した。1989年にUKシュミット望遠鏡で撮影された写真乾板にも写っていることがわかり軌道計算が行われた。その結果、海王星より遠方にあることがわかり、後に冥王星に近い大きさであることもわかった。エリスと命名される以前は2003UB313という仮符号で呼ばれていた。エリスの発見が惑星の定義が改訂される一因となった。
軌道長半径離心率軌道傾斜角はそれぞれ68.0 au、0.434、43.9度である。近日点距離、遠日点距離はそれぞれ38.5 au、97.6 auである。現在は遠日点付近をゆっくりと移動している。エリスは太陽系外縁天体の中では、海王星などの重力散乱の影響で軌道離心率、傾斜角が大きくなった散乱円盤天体に属する。
ハッブル宇宙望遠鏡の観測などをもとに推定されている直径は2326 kmであり、冥王星よりは少し小さい。2006年にはエリスに衛星が発見されて、その後エリスの命名と同時にディスノミア(Dysnomia)と命名された。エリスはギリシャ神話では不和の女神であり、ディスノミアはその娘の無法の女神である。エリスの発見が惑星の定義をめぐる争いを引き起こしたことも、この命名の理由と言われる。ディスノミアの軌道から求められたエリスの平均密度は2500\,{\rm kg\,m}^{-3}で、冥王星よりも大きい。軌道要素も参照。

2020年03月08日更新

関連画像

ハッブル宇宙望遠鏡の撮像したエリスと衛星ディスノミア
クレジット:NASA, ESA, and M. Brown (California Institute of Technology)
https://www.nasa.gov/images/content/180052main_eris_lg.jpg