天文学辞典 :ASJ glossary of astronomy | 天文、宇宙、天体に関する用語を3200語以上収録。専門家がわかりやすく解説します。(すべて無料)

New

ダスト

中

よみ方

だすと

英 語

dust

説 明

0.001mm(1μm)程度の大きさの固体の微粒子のことであり、星などが発する光を効率的に吸収したり散乱したりする。塵微粒子あるいは単に塵とも言う。主に星間空間に存在している星間ダストのことを指すが、ダストの存在する場所により、銀河間ダスト星周ダスト惑星間ダストなどと呼ばれる。
彗星や小惑星に起源を持つ惑星間ダストは高層大気中で採集できるが、最終的に地表に降下したものは、南極の氷床や深海底堆積物からも回収されている。

2018年10月03日更新

この用語の改善に向けてご意見をお寄せください。

受信確認メール以外、個別のお返事は原則いたしませんのでご了解ください。

    関連画像

    画像をクリックすると拡大されます

    大分県津久見市網代島のチャートから見つかった惑星間ダスト(スフェルール)の電子顕微鏡写真。c,dの写真はそれぞれa,bのダストの研磨断面写真。
    (熊本大学尾上哲治氏提供)
    http://www.sci.kumamoto-u.ac.jp/~onoue/micrometeorites.htm