天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

双極子モーメント

 

よみ方

そうきょくしもーめんと

英 語

dipole moment

説 明

微小間隔離れた物理量の対を双極子と呼ぶ。電磁気学の場合、絶対値が同じで符号が違う電荷の対を双極子と呼び、電荷の絶対値と間隔の長さの積を双極子モーメントという。
電磁気学以外では一般に、考えている物理系の内部の1点を原点として、系内の各点に対してその点での物理量と原点からの座標(距離ではないので正負の値を取ることに注意)をかけてすべての点に対して和をとった量を双極子モーメントという。物理量が質量密度の場合には双極子モーメントがゼロになる点がその系の重心となる。このように、正の値しか取らない物理量の双極子モーメントからその系の特別な意味を持つ原点を決めることができる。

2018年04月15日更新

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