天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

縮退圧

 

よみ方

しゅくたいあつ

英 語

degeneracy pressure

説 明

スピンの大きさが半整数のフェルミ粒子は、パウリの排他原理により、位置と運動量の位相空間で同じ場所を占める粒子数はスピン自由度の数しかないため、たとえ絶対温度がゼロでも有限の運動量をもつ。このときの最大の運動量をフェルミ運動量といい、エネルギーで表現する場合はフェルミエネルギーと呼ぶ。

この有限の運動量またはエネルギーが生む圧力を縮退圧と呼ぶ。白色矮星中性子星では、電子や中性子の縮退圧が自己重力に抗して星を支える役割を大きく担っている。高密度星も参照。

2018年12月12日更新

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