天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

脱ガス

 

よみ方

だつがす

英 語

degassing

説 明

惑星大気の起源として、惑星内部から揮発性成分が噴出する過程を脱ガスという。地球では火山活動を通じて継続的に脱ガスが起きている。アルゴンやキセノンの同位体を使った議論から、地球大気の8割程度は地球史の初期に内部から脱ガスしたと考えられる。アルゴンの同位体比^{40}{\rm Ar}/^{36}{\rm Ar}は岩石中の^{40}{\rm K}の崩壊により時間とともに高くなる。地球大気の値(^{40}{\rm Ar}/^{36}{\rm Ar}=295.5)はマントルの値よりもかなり低く、最近の脱ガスの寄与が大きいと説明できない。また、惑星形成時に微惑星が惑星に衝突するときに、揮発性成分が直接大気に供給される。これは衝突脱ガスと呼んでいる。

2018年03月06日更新

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