天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

地殻

中

よみ方

ちかく

英 語

crust

説 明

地球型惑星の表面を覆う厚さ10-数10kmの岩石の層。その内側のマントルよりも密度の低い岩石で構成されている。一般には、カンラン石を主成分とするマントル物質が上昇して天体表面付近で融けたマグマが上昇して噴出してできる玄武岩を主成分とする。地球では海洋地殻は玄武岩であるが、大陸地殻の主成分はプレートテクトニクスによる沈み込み帯で、水が融点を下げることによる火山活動で生まれた花崗岩である。

月の高地地殻は、初期のマグマオーシャンから直接に固化して浮上した斜長石を主成分としている。水星の地殻にも斜長石が多く含まれているのではないかと推定されている。木星の衛星エウロパでは、地下海を取り囲む表層の氷の層にたいして、氷地殻と呼ぶことがある。マグマオーシャン仮説も参照。

2018年03月11日更新

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