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コロナ磁場

 

よみ方

ころなじば

英 語

coronal magnetic field

説 明

コロナ中の磁場のことで、太陽光球面で観測される磁場がコロナの高さにまで達したもの。コロナ磁場の値は10-100ガウスである。コロナの磁場を観測データより推定する最も直接的な測定は、コロナ輝線のゼーマン効果による円偏光を検出する方法であるが、コロナ輝線の輝線幅が光球などの吸収線と比べてはるかに広く、また輝線強度が弱いことなどから円偏光信号は最近になるまで検出されなかった。こうした中で2000年にハワイ大学のリン(H. Lin)らが近赤外領域にあるFexiii輝線の円偏光信号を初めてとらえることに成功し、10ガウス程度のコロナ磁場の存在が活動領域のコロナ上空の観測から直接的に示された。

2018年03月06日更新

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