天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

中心核

中

よみ方

ちゅうしんかく

英 語

core

説 明

惑星衛星の中心部を占める領域。地球型惑星では、中心部は鉄とニッケルを主成分とする金属核である。酸素、硫黄、水素などの軽元素も含まれている。金属核は、惑星質量に対して地球金星火星では3分の1程度を占める。水星では70%、月では10%以下である。地球と水星では金属核の外側は溶融状態にあり、内部の対流運動によるダイナモ作用で、磁場が形成されている。微惑星の段階では、コンドライト隕石に見られるように岩石質粒子と金属質粒子は混合していたが、天体に集積したのちに溶融状態の中で重力的に沈降して中心核を形成したと考えられる。木星型惑星では、中心部に存在すると考えられる岩石および金属成分の領域を中心核と呼ぶ。溶融と分化を経験した氷天体では、氷のマントルの内側の岩石と金属成分の領域を中心核と呼ぶ。

2018年03月11日更新

関連画像