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座標条件

 

よみ方

ざひょうじょうけん

英 語

coordinate condition

説 明

一般相対性理論は座標の取り方に依らない理論である(一般共変性)。そのため、その基礎方程式であるアインシュタイン方程式は座標系に陽に依存しないテンソル式で表現され、任意の座標系で具体形を書き下すことができる。しかし、座標の取り方に自由度があるので、逆に、前もって座標基底を選ばなくてはならない。その座標自由度を決める条件が座標条件である。空間と時間を切り分ける3+1分解においては、各空間的超曲面の間の時間的距離を決める自由度である「ラプス関数」と、空間座標の張り方の自由度である「シフトベクトル」を決定する座標条件を与える必要がある。座標条件は、ゲージ条件とも呼ばれるが、宇宙論などで用いられる摂動のゲージ条件(摂動場と背景場の対応を決める自由度)とは異なることに注意が必要である。

2018年04月20日更新

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