天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

対流層

高

よみ方

たいりゅうそう

英 語

convection zone

説 明

星の内部で対流によってエネルギーを輸送する領域のことを対流層という。 星は中心から表面に向けて温度が下がり、エネルギーは中心から外へと伝わる。エネルギーの伝わり方には、放射、伝導、対流という方法があるが、通常の星の内部では伝導は非効率で、おもに放射または対流でエネルギーは外へ向けて輸送される。この2つの過程のどちらが優勢となるかは星内部の温度勾配が決めていて、太陽程度の質量の星では、温度勾配が緩やかな内側では放射によるエネルギー輸送が、またその外側では温度勾配がある条件以上に大きくなると対流不安定が起こり、対流によるエネルギー輸送が行われる。この対流によりエネルギー輸送が行われている領域が対流層である。太陽の場合、日震学の手法によって内部温度が測定されており、放射でエネルギーを輸送する放射層と対流層との境界は、 太陽半径をR_{odot}としたときに0.715R_{odot}となっている。

2018年03月11日更新

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