天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

星座

小

よみ方

せいざ

英 語

constellation

説 明

天球上の星の並びを人、動物、物などに見立てて呼び名をつけたもの。古代メソポタミア文明が起源とされるが、さまざまな文明がさまざまな時代にそれぞれの星座を作り上げた。北天の多くの星座のルーツは古代ギリシャ文明にあるが、南天の星座は、16世紀の大航海時代以降に作られたものに由来する。
現代の星座の名称と境界の決め方(赤経と赤緯に沿った線で境界を引くこと)は1928年の国際天文学連合(IAU)の総会で、第3専門委員会(天体の名称や単位を扱う委員会)の提案に基づいて採択された。そしてこの新しい星座の境界を示す本の出版費用をIAUが負担することになった。これを受けて、提案者であったウクル天文台のデルポルテ(E. Delporte)は新たな境界を引いた。境界変更により、従来から知られている変光星の名称が変わらないことなどをエール天文台が確認した。最終版はIAUからケンブリッジ大学出版会に送られ、1930年に『星座の科学的境界設定(Delimitation scientifique des constellations)』として出版された。これによって現在の88星座が確定した。

2018年04月15日更新

関連画像

理科年表オフィシャルサイト(国立天文台・丸善出版).
National Astronomical Observatory of Japan, Chronological Scientific Tables, Maruzen, (2018).