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色-等級関係

 

よみ方

いろとうきゅうかんけい

英 語

color magnitude relation

説 明

楕円銀河の絶対等級と色の間に見られる直線的な強い相関のこと。明るいものほど赤い。色-等級関係の傾き(等級の変化に対する色の変化)は緩やかであり、関係式の周りの分散は非常に小さい。色-等級関係が傾いている主な原因としては、明るい楕円銀河ほど重元素量が多いことが挙げられる。分散の小ささは、同じ明るさの楕円銀河は極めて性質が似通っていることを示唆する。色-等級関係を過去にさかのぼって観測することで、楕円銀河の形成時期などを探ることができる。レンズ状銀河(S0銀河)にもほぼ同様の色-等級関係が見られる。

2018年08月16日更新

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*近傍のかみのけ座銀河団に属する銀河の色-等級図。楕円銀河とレンズ状銀河(S0銀河)に色-等級関係が見られる。
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谷口・岡村・祖父江編『銀河I』9.1節 図9.2(日本評論社)