天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

シーロスタット

 

よみ方

しーろすたっと

英 語

coelostat

説 明

2枚の平面鏡を組み合わせて、日周運動する天体を追尾するための仕組み。2枚のうち1枚は固定し、もう1枚を地球の自転軸に平行な軸(極軸)の周りに日周運動の半分の角速度(1時間に7.5^{\circ})で動かす。回転する鏡の角度を調整して、対象とする天体が固定鏡でいつも同じ角度に反射されるようにすれば、天体の日周運動を追尾できる。シーロスタットで導いた光をレンズや鏡などで結像すれば、固定式の望遠鏡となる。太陽望遠鏡(塔望遠鏡)の太陽追尾機構としてよく用いられる。太陽観測に用いるシーロスタットをヘリオスタット、恒星観測に用いるものをサイデロスタットと呼んで区別する。

2018年04月23日更新

関連画像

京都大学花山天文台にあるシーロスタット。上側の鏡が固定鏡で下側の鏡が回転して太陽を追尾する。 http://www.kwasan.kyoto-u.ac.jp/hosizora/img/postcard/big/c6.jpg