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閉位相

 

よみ方

へいいそう

英 語

closure phase

説 明

3開口(素子)の干渉計で同時に取得した3基線の複素可視度の積のこと。現実の干渉計では、大気ゆらぎや遅延線の誤差などによって複素可視度に位相誤差が生じる。2つの開口の組み合わせで得られる単一の複素可視度ではこの誤差の影響を避けられない。しかし3つの開口の場合は、その組み合わせで得られる3つの複素可視度の積については位相誤差がちょうどキャンセルされ誤差のない値を得ることができる。この積のことを閉位相という。これは、素子1,2,3の位相誤差をそれぞれ\phi_1,\phi_2,\phi_3 とすると、素子1,2 の組み合わせにおける誤差は\phi_1-\phi_2、素子2,3の組み合わせにおいては\phi_2-\phi_3、素子3,1 の組み合わせにおいては\phi_3-\phi_1となり、これらの和がゼロとなるためである。

2018年03月26日更新

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