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チェレンコフ光

 

よみ方

ちぇれんこふこう

英 語

Cherenkov light

説 明

屈折率nの媒質中での光速(位相速度)はc/ncは真空中の光速)になるため、高エネルギーの荷電粒子がこれより速く媒質中を進むと、荷電粒子周囲の電磁場が後に取り残され、波面が重なって衝撃波を生じる。この衝撃波がチェレンコフ光である。速さv=\beta cで走る荷電粒子からのチェレンコフ光の放出角度\theta\cos\theta=1/(n\beta)で表される。1934年この現象を説明したロシアの物理学者チェレンコフ(P.A. Cherenkov)の名を冠して呼ばれる。大気チェレンコフ望遠鏡水チェレンコフ検出器も参照。

2018年04月12日更新

関連画像

*チェレンコフ光の放射の概念図。
J.V.Jelley, T.C.Weekes, Sky and Telescope 90, 20-24(1995)を元に作図