天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

中央標準時

高

よみ方

ちゅうおうひょうじゅんじ

英 語

Central Standard Time(CST)

説 明

協定世界時+9時間で定められる日本の標準時を法律上は中央標準時、一般には日本標準時(JST: Japan Standard Time)と呼ぶ。後者(JST)が広く用いられている。もともと時刻は平均太陽時に代表されるように天文学的に定められるものであったことから、国立天文台(NAOJ)が中央標準時を決定し、情報通信研究機構(NICT)が偏差を算出、通報するという関係になっている。 しかし、現在では両機関がそれぞれ原子時計を運用し、衛星レーザー測距(SLR)や超長基線電波干渉計(VLBI)の観測を通じて国際原子時や協定世界時の決定に寄与しており、両者の時刻に差異はない。したがって、実際に無線報時信号により提供される時刻は、情報通信研究機構が管理する原子時計群により生成される協定世界時に9時間を加えたものになっている。
なお、中央標準時が法律上の正式名称であるが、「中央」となっているのは第2次世界大戦前に「西部」標準時があったころの名残である。

2018年05月09日更新

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