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cD銀河

 

よみ方

しーでぃーぎんが

英 語

cD galaxy

説 明

多くの銀河団の中心に存在する巨大な楕円銀河のことで、明るさはL_{\rm B}\sim 10^{11}L_{\odot}程度以上と、われわれの天の川銀河銀河系)の10倍以上になる。ヤーキス分類の一つのタイプである(ヤーキス分類の中でこのタイプのみが現在でも広く使われている)。
銀河団の重力ポテンシャルの底に位置することから、周りから銀河やガスを降着しながら大きく成長したものと考えられる。銀河団の中心付近にcD並みの巨大銀河が複数個存在したり、一つも存在しないものもあり、このような特徴によって銀河団を分類するのがバウツ-モルガン分類といわれるものである。

2019年02月06日更新

関連画像

ハッブル宇宙望遠鏡で撮影された、Abell S0740銀河団の中心部の画像。画像中心の左上にある大きな楕円銀河がこの銀河団のcD銀河である。太陽の1000億倍もの星質量がある。(クレジット:NASA)
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