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ブラーエ

高

よみ方

ぶらーえ

英 語

Brahe, Tycho

説 明

デンマークの天文学者(1546-1601)。精密で長期にわたる天文観測を行い、それを使ってケプラー(J. Kepler)がケプラーの法則を発見した。デンマーク貴族の子として育ち、国王から提供されたフベン島にウラニボルク城と呼ぶ天文台を作って観測した。ティコの超新星を観測し、それが大気圏外の天体であり、恒星天の不変性というアリストテレス的考えが誤りであることを示した。高精度な観測を達成するために、多くの観測装置を考案・改良した。また、地動説天動説の折衷的なティコの惑星体系を提案した。庇護者だった王の死後は、デンマークを去ってプラハに移り、そこでドイツのケプラーを助手として招いた。ティコの死後、ケプラーはティコの観測データから惑星の真の軌道は楕円であることを示し、最終的にはケプラーの3法則としてまとめられた。

2019年01月07日更新

関連画像

ブラーエ
ルント大学(スウェーデン)にあるブラーエの胸像(撮影:中村士 2005年)
http://media.web.britannica.com/eb-media/77/83677-004-72A98E5A.jpg
天動説 (ティコ・ブラーエ)
* ティコの惑星体系(『寛政暦書』より)(クレジット:国立天文台暦計算室)
https://eco.mtk.nao.ac.jp/koyomi/exhibition/049/