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ボース統計

 

よみ方

ぼーすとうけい

英 語

Bose statistics

説 明

光子やアルファ粒子などボース粒子の集団が従う統計規則。ボース-アインシュタイン統計あるいはボーズ分布ということもある。同一種類の複数のボース粒子は区別がつかず、また何個でも同時に同じ状態に存在できる。このために温度Tで熱平衡にある場合、状態iの分布関数は、
f=\frac{1}{\exp[(\varepsilon_i-\mu)/k_{\rm B}T]-1}
と表される。ここで\varepsilon_iは状態iエネルギー準位\muは化学ポテンシャル、k_{\rm B}ボルツマン定数である。化学ポテンシャル\muが負の大きな値の場合、ボルツマン分布に近づく。化学ポテンシャルはつねに基底状態のエネルギーより低い。基底状態のエネルギーと等しくなるとボース-アインシュタイン凝縮を起こす。フェルミ統計も参照。

2018年04月12日更新

関連画像

*ボーズ分布、フェルミ分布、ボルツマン分布の比較。
http://www.isc.meiji.ac.jp/~nkato/Useful_Info.files/DF.html