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生命存在指標

 

よみ方

せいめいそんざいしひょう

英 語

biomarker

説 明

バイオシグナチャーあるいはバイオマーカーともいう。惑星を外部から観測したときに、生命が存在することの証拠と考えられる指標となるデータを指す。惑星大気中の酸素、オゾン、メタンなどが挙げられる。緑色植物のクロロフィル(葉緑素)による520nm、680nmの吸収にともなう、反射スペクトルの変化(それぞれグリーンエッジ、レッドエッジと呼ぶ)は、惑星表面が植物で覆われている場合に観測される可能性があるため、将来の太陽系外惑星探査で重要な生命存在指標と考えられている。
バイオマーカーは、元来は医薬分野などにおいて、タンパク質などの生体由来の物質で、生体内の生物学的変化を定量的に把握するための指標(マーカー)となるものを指す用語である。その意味では、着陸する惑星探査機による生命存在確認実験で使用が検討されている蛍光タンパクなどを生命存在指標と呼ぶこともある。医薬分野での用語と区別するために、最近はバイオマーカーではなく、バイオシグナチャーの使用が推奨されている。

2018年03月23日更新

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