天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

バイアス

 

よみ方

ばいあす

英 語

bias

説 明

バイアスとは、もともと「偏り」という意味を持ち、さまざまな分野で広く使われる言葉である。天文学では、次の2つの意味で使われる。
1. 観測手法や測定方法に内在する系統的な誤差の原因。系統誤差を参照。
2. 電子回路に与える偏った電圧を指し、バイアス電圧ともいう。天文学でよく用いられるCCDなどの光検出器では、検出器からのアナログ信号をデジタル信号に変換(アナログ-デジタル変換)するときに、変換器の線形性が保証されている領域に入力電圧を調整する(かさ上げする)ためにある一定の電圧を印加する。これをバイアス電圧と呼ぶ。CCDに光を当てないで読み出したときに得られる画像は、このバイアス電圧がA/D変換されたものである。これをバイアスフレームと呼ぶ。CCDデータ処理では、バイアスフレームの事を単にバイアスと呼ぶことも多い。一方、フォトダイオード光伝導素子などの光検出器の素子そのものにかける電圧もバイアスと呼ぶ。

2018年03月23日更新

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