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ベーテ

 

よみ方

べーて

英 語

Bethe, Hans

説 明

ドイツ、アメリカの物理学者(1906-2005)。星の内部での原子核融合反応を発見した。ドイツに生まれ、ミュンヘン大学で学位をとる。原子核に表面張力の効果を入れて半経験的質量公式をワイツゼッカー(C.F. von Weizsãcker)と独立に発見した。ユダヤ系のため、アメリカに亡命した。原子核物理学の総説を書き、その知識で星内部の温度と密度で生じる核反応を調べ、水素原子が融合してヘリウムになる炭素-窒素サイクルを見つけた。その直後に陽子-陽子サイクルも追加された。太陽の熱源が原子核反応によることも示した。第2次世界大戦では原爆開発に参加し、戦後、ビッグバンでの元素合成を扱った有名なアルファーとガモフと共著の論文に参加した。この論文はアルファー(R. Alpher)とベーテ(H. Bethe)とガモフ(G. Gamow)の頭文字から\alpha\beta\gamma論文と通称されている。
これらの業績で1967年ノーベル物理学賞を受賞した。物理学のベテランとして重宝がられ、自身も大活躍し、水素爆弾開発計画にも参加した。

2018年05月14日更新

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ベーテ
https://en.wikipedia.org/wiki/Hans_Bethe