天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

大気雑音温度

 

よみ方

たいきざつおんおんど

英 語

atmospheric noise temperature

説 明

地球の大気が出す熱雑音放射強度を示す。プランクの法則に対するレイリー-ジーンズの近似式を用いて温度で表すのが通例であり、さらには天体からの放射に対する大気減光による減衰分を考慮して、その分を割り増した値(入力換算等価雑音温度)で表記とすることが多い。天体からの電磁波の強度は大気の吸収(大気減光)を補正して大気圏外での値に換算する必要があるが、ミリ波電波領域から遠赤外線の波長域では大気が発する熱放射が無視できないほど大きく、直接測定される電磁波強度からこれを減ずる必要も生じる。この放射の強度は大気の温度と光学的厚みに依存し、ミリ波帯からサブミリ波帯では、水蒸気や酸素などによって特定の周波数では特に大きくなる。

2018年03月06日更新

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