天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

大気蛍光法

 

よみ方

たいきけいこうほう

英 語

atmospheric fluorescence method

説 明

空気シャワー中の高エネルギー荷電粒子が大気中の窒素分子を励起あるいは電離すると、励起された窒素分子やイオンは紫外から青色の蛍光を放出して基底状態に戻る。この蛍光を望遠鏡により集光し、像としてとらえる宇宙線観測法。1960年にグライセン(K. Greisen)と菅浩一により提唱された。空気中での光の到達距離は数10 kmに及び、粒子を直接とらえる空気シャワーアレイよりも検出有効面積を大きくとることができるため、頻度の少ない、10^{19}\,{\rm eV}を超えるような超高エネルギー宇宙線観測に用いられている。ピエールオージェ観測所テレスコープアレイも参照。

2018年03月06日更新

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