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近日点引数

 

よみ方

きんじつてんひきすう

英 語

argument of perihelion

説 明

近日点の方向は近日点引数あるいは近日点黄経で表す。近日点引数は昇交点から天体の軌道に沿って測った近日点までの角度で、軌道面内での近日点の方向を示すものである。記号としてはギリシャ文字の\omegaを使うことが多い。近日点黄経は近日点黄経=昇交点黄経+近日点引数で定義される。とくに、軌道傾斜角0^{\circ}の場合には昇交点黄経が定義されず、近日点黄経はまさに近日点の黄経となる。近日点黄経は慣習的にギリシャ文字の\piの筆記体である\varpiで表されることが多い。軌道要素も参照。

2019年01月07日更新

関連画像

軌道要素
* 近日点引数ωとは昇交点Nから天体の軌道に沿って近日点まで測った角度。
大坪俊通「天体の軌道運動」、シリーズ現代の天文学第13巻、福島登志夫編『天体の位置と運動』第2版 4章 図4.4 (日本評論社)