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アレシボ天文台

 

よみ方

あれしぼてんもんだい

英 語

Arecibo Observatory

説 明

米国の自治領であるプエルトリコのアレシボにある米国立天文電離層センター(NAIC)の電波天文台であり、コーネル大学が運用している。主力となる観測装置は、1963年に完成し、地表に固定された直径305mの球面鏡を主鏡とする電波望遠鏡。ただし、一時期に受信に利用できる開口は直径270mである。観測波長は約3 cmから1 mである。天頂方向付近しか観測できないが、副鏡の向きを変えることによって天頂から20^{\circ}弱の範囲内にある天体は観測可能で、地球の自転を合わせるとかなりの範囲を観測することができる。パルサーや地球電離層の観測的研究で複数の重要な成果を挙げている。また、送信機を備えており、レーダーとして使用することで、太陽系惑星に関する研究でも成果を挙げている。特に、地球外文明探査(SETI)で用いられたことでも有名で、1974年には8キロパーセク(8 kpc=2.5万光年)離れた球状星団M13に向けて地球文明に関するメッセージを電波信号として送っている。
ホームページ:http://www.naic.edu/ao/landing

2018年10月07日更新

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