天文学辞典 | 天文用語をわかりやすく解説

アーチフィラメント

 

よみ方

あーちふぃらめんと

英 語

arch filament

説 明

太陽の光球下から浮上してきた磁気ループ構造が彩層に達し、H𝛂線で暗い筋状構造として観測されるもの。その両端はH𝛂線で明るい斑点として観測され、暗状構造の端点での磁場の極性は二つの端で異なっている。黒点がポアという小黒点として観測される1時間くらい前からアーチフィラメントは観測されるため、アーチ状の磁気構造が光球面を通過してその光球の断面部分が冷えて黒点として見えてくるまでに1時間程度の時間がかかると考えられている。

2018年09月16日更新

関連画像

*双極黒点領域の誕生と彩層アーチ・フィラメントの発達
黒河宏企「黒点の形成から消滅まで」、シリーズ現代の天文学第10巻、桜井・小島・小杉・柴田編『太陽』 5.5節 図5.36(日本評論社)