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活動銀河核

 

よみ方

かつどうぎんがかく

英 語

active galactic nucleus

説 明

銀河の中には、中心部の非常に狭い領域から銀河全体を凌駕するような強い電磁波を放射しているものがある。このような銀河中心部領域を活動銀河核(しばしば AGN と略称される)といい、活動銀河核を持つ銀河を活動銀河という。活動銀河核から放射される電磁波は電波からX線(場合によってはガンマ線)までの広い波長域に及ぶ。ジェットを伴っているものもある。セイファート銀河電波銀河クェーサーとかげ座BL型天体などは活動銀河の一種である。活動銀河核の莫大なエネルギーは、核の中心にあるとされる大質量ブラックホールに周囲の物質が降着して降着円盤を作り、重力エネルギーが解放されることで生まれると考えられている。多様な活動銀河核を降着円盤を見込む角度の違いで説明しようという活動銀河核統一モデルが提案されている。バルジの質量と大質量ブラックホールの質量に強い相関があることなどから、銀河の進化と活動銀河核の進化は密接に関係していると考えられる。

2018年04月12日更新

関連画像

ハッブル宇宙望遠鏡で撮影した楕円銀河M87から噴き出すジェット。全長5000光年。http://hubblesite.org/image/968/news_release/2000-20